日本選手にも蹴りが得意、パンチが得意な選手など様々ですがムエタイ選手でも色んなタイプの選手が居ます。
これをムエタイではタイプ別に名前があります。
パンチが得意な選手”ムエマッド”
ムエタイ選手としては多くはないですがボクシングをやっていたタイ人などにこのタイプは多いですね。
有名な選手ではゲーオ(蹴りも得意ですがボクシング経験もあります)、アヌワット、ポンサワンが挙がります。
蹴りが得意な選手 “ムエテッ”
このタイプはムエタイ選手としては多いですね。
ムエテッで有名な選手は日本でも知られているブアカーオ、左ミドルで世界を制したサムゴーギャットモンテープ、天才児ジョムトーンですね。
テクニシャン、アウトボクサー “ムエフィームー”
このタイプは万能みたいなもので珍しい方に入りますね。
代表的な選手ではこの記事でも紹介されているアタチャイ、生きる伝説セーンチャイ、天才サーマートが挙がります。
他には膝蹴りが得意なムエカウ、肘打ちが得意なムエソークがあります。
もちろん膝とパンチが得意な選手やテクニシャンでも蹴りが強い選手もいます。
このタイプ別ではジャンケンのように相性があります。
- ムエマッド(パンチ)はフィームー(テクニシャン)が苦手
- フィームー(テクニシャン)はムエカウ(膝蹴り)が苦手
- ムエカウ(膝蹴り)はムエマッド(パンチ)が苦手
のようになっています。
フィームー(テクニシャン)で有名なセーンチャイもムエカウで苦手としていて負け越している選手はいます。
他にもへたくそな選手は海でおぼれているように見えるため「ムエタレー」と言われます。
さらに技術がなく前に出ることしか能がない選手は「ムエゴー」とも言われます。
タイのジムではそのジムによって育てるタイプが違います。
これは練習メニューやトレーナーのタイプにもよりますが同じようなタイプで強い選手たちを輩出するジムがある傾向があります。